🚀 開発ログ #1:AIキャリアプラットフォーム『CareerFluid』が挑む技術的挑戦と、その根底にある思想

大企業における人材の再配置・再就職支援とリスキリングをAIで一体的に支援するキャリアプラットフォーム『CareerFluid(キャリアフルード)』。

現在、プロダクトのコア機能である「社内異動・社外転職の同一基盤での比較検討」および「AIによるポータブルスキルの可視化」のプロトタイプが完成し、実証実験に向けた第一段階(Phase 1)の開発が完了しました。

私たちがなぜこのプロダクトを開発するのか、その根底にある思想(コアコンピタンス)と、実現に向けた技術的挑戦を開発ログとして公開します。


💎 私たちのコアコンピタンス:『一隅を照らす』暗黙知のKPI化

CareerFluidの思想の根底には、「一隅(いちぐう)を照らすもの、これ国の宝なり」という最澄の精神があります。

大企業の中には、目立つ華やかな実績(形式知)だけでなく、「その人がいるだけでチームが円滑に回る」「言語化されていないが、特定の業務に不可欠なノウハウを持っている」といった、埋もれた優秀な人材やスキル(暗黙知)が数多く存在します。

CareerFluidの真の強みは、この「組織内の暗黙知」をAIによって定量的・客観的なKPI(業績評価指標・スキル指標)として吸収・可視化できる点にあります。

単なる「スキルマップのシステム化」ではありません。組織の隅々で光を放っている個人の潜在能力をデータとして救い上げ、適切な配置転換や、社外への幸福な転身、そしてゴール直結型のリスキリングへと繋げる。これこそが、私たちがマクロ経済と大企業の構造改革に提供する独自の価値です。


🛠️ 第一段階で構築したアーキテクチャと、3つの技術的挑戦

「暗黙知をKPIとして吸収し、社内外のキャリアを並列で比較する」というミッションは、技術的に非常に高難度であり、エキサイティングな挑戦の連続です。本フェーズでは以下の3つの壁に挑みました。

1. 職務経歴から「ポータブルスキル」を抽出するLLMアーキテクチャ

職務経歴書や社内の評価シートといった「非構造化テキスト」から、業界を問わず汎用的に使える「潜在的スキル」を構造化データとして抽出するアルゴリズムを構築。企業固有の専門用語を共通言語(スキル)へとマッピングし、ハルシネーションを抑えつつ「強みの言語化」を実現しています。

2. 「社内異動データ」と「社外求人データ」の異種データ統合

社内の異動ポジション(タレントマネジメント系データ)と、社外の求人(外部求人媒体データ)は、データのスキーマや粒度が全く異なります。これらを同一のベクトル空間で比較・レコメンドできる、強固な統合データパイプラインの初期設計を完了しました。

3. キャリアゴールから逆算する「学習ロードマップ生成」の動的最適化

ユーザーが目指すポジションと現在のスキルの「差分(ギャップ)」を埋めるため、eラーニング講座や資格データを組み合わせた最短ルートをAIが動的に生成するロジックの実装を進めています。


⚙️ 開発を支える技術スタック

速度、品質、そして今後のスケールとセキュリティ(大企業の厳格なデータガバナンスへの対応)を両立させるモダンな環境を選定しています。

  • フロントエンド: Next.js (TypeScript), Tailwind CSS
  • バックエンド: Python (FastAPI) / Go
  • AI / LLM: OpenAI API, LangChain / LlamaIndex, 独自のEmbeddingモデル
  • データベース / 検索: PostgreSQL (pgvector), Pinecone / Qdrant
  • インフラ: AWS / GCP (TerraformによるIaC)

🤝 初期コアメンバー(エンジニア)の募集について

私たちは、将来的な上場(IPO)を視野に入れ、ガバナンスと技術基盤の両面から強固な組織作りをスタートしています。

「技術のための技術」ではなく、「社会課題(大企業の構造改革と個人のキャリア自律)を技術で解決する」ことに投資し、プロダクトを0から1へとスケールさせる初期コアメンバーのエンジニア(AI・バックエンド・フロントエンド)を本格的に募集します。

経営層、人事、そして現場の社員。すべてのステークホルダーが納得し、日本の人材流動性を変革するデータ基盤を、私たちと一緒に設計しませんか?

まずは情報交換も含め、カジュアルにお話しできる方をお待ちしています。

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