以前から、生き残るAIはGrokとGeminiだけなんじゃないかと思っていました。ここ最近のニュースを見ていて、いよいよそのフェーズに入ってきたなという感覚があります。

Grokの新機能が示していること

xAIが7月28日、Grokに「Build Mode」という新機能を追加しました。チャットでやりたいことを伝えるだけで、その場でGrokがコードを書き、動くプレビューをそのままチャット画面に表示してくれるというものです。ウェブサイト、アプリ、ゲーム、ダッシュボードまで作れて、そのままgrok.meのリンクや自分のドメインで公開することもできます。

正確には、現時点ではまだ最上位プランのSuperGrok Heavy(月額300ドル)限定のアーリーベータ版です。「全プランに開放された」という話も出回っていますが、僕が確認できた範囲では、まだそこまでは広がっていません。ただ、方向性としては完全にプログラミング不要の「アイデア→公開」を目指しているのは間違いなく、この流れ自体は不可逆だと思っています。

スターリンクの無料Wi-Fi構想

もう一つ、イーロン・マスクが「スターリンクで無料Wi-Fiを提供する」という趣旨の発言をしたと話題になっています。

「自宅のアンテナ(無料Wi-Fi付き)でも、携帯電話でも使える、単一のアカウント」
「SpaceXは、衛星から携帯電話へ直接、高速インターネットを届ける」

という内容です。これがそのまま実現するかはまだ確定情報ではありませんが、サービスが始まれば、地球上のどこでも動画が見られるようになるという話も出ています。

AIは「教わるもの」から「空気のようにあるもの」へ

この2つのニュースに共通しているのは、AIがどんどん「生活必需品」「社会インフラ」に近づいているということです。

数年前までは、AIをどう使うかという知識自体に価値がありました。プロンプトの書き方、ツールの選び方、活用事例。これを教える仕事や、ちょっとした開発を代行するフリーランスの仕事にも、それなりの需要がありました。

でもこれからは違うと思っています。企業は自主的に、儲け主義的に、ゴリゴリAIを活用していきます。誰かに教わらなくても、勝手に使いこなしていく。当然の流れです。

正直、「AIの使い方を教える」というのは、そのうちナンセンスになると思っています。横断歩道の渡り方を教えるようなものです。幼稚園児相手ならまだいいですが、大人相手にやることではなくなっていく。

さいごに

AIがインフラ化していく中で、「AIを教える」という立ち位置に価値を置き続けるのは、正直厳しくなっていくと思います。これから必要なのは、AIをどう使うかではなく、AIが当たり前にある前提で、何を作るか、何を届けるか、という話になっていくはずです。

このあたり、また整理して書きたいと思います。